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校長から

平成30年度 北海道寿都高等学校長 澤 田 慎 也
2019/03/22

「平成30年度3月を終えるにあたり」

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 春風が心地よく、あちこちの積雪もとけ出し、ようやく春がやってきたと喜んでいた折、本日は、粉雪が混じり、肌寒く冬に戻った感があり複雑な心境です。本当の春は、まだまだ先でしょうか。
 さて、そのような中、本日は、今年度の最後の修了式及び離任式が行われました。この1年の締めくくりとしては、本当にあっという間で、1年生においては、入学式を終え、こんなにも1年が早いものかと思ったはずですが、若い頃というのは、実は捉え方は逆で、1日1日が結構長く感じられ、ようやく1年が過ぎ去ったという生徒もいるとのことです。学校の場合は、普段の授業の他、毎月の行事が目白押しに続くため、各先生方も準備に追われることがあるのですが、何とか教職員一同、平成30年度を無事終えることができたという達成感みたいなものは、今、感じていることでしょう。

あと1ヶ月と少しで、平成も終わり5月からは新しい年号が始まるということで、今年は、ある意味では節目の年に当たることになります。私自身、学生時代までは、昭和を過ごしてきており、この後の3回目の年号を経験することとなるとは思いもしませんでした。そして、平成は、まさしく教員としてスタートした中で、昨年、永年勤続30年の表彰を受けた身であることは、文字通り、ここまでの教員人生は、平成と共に歩んできたといっても過言ではありません。3校計19年の道立普通科高校勤務となり、そのうち家庭を持ち、40代で8年の社会教育経験から学校現場に戻り、高校の教頭、校長へと進んできたことは、まさしくこの平成31年間の過ごしてきた証しかも知れません。

先日、町内の中学校及び小学校の卒業式に参列しました。ある小学校では、卒業生はもちろん、在校生がほとんど全員、涙を流していました。本当に皆、純粋で素直な姿を見せてくれていました。こちらも思わず涙目になりました。そして、目の前にいた、ある小学2年生の女の子の姿が目にとまり、卒業生に贈る言葉や合唱にむけて、出番まで背筋をピントしつつ緊張して待っているのが伝わってきました。いざ自分の番になり、本当に大きな声ではっきりとその役をこなし、合唱では目を大きく見開き大きな口で本当に通るような歌声で歌っていました。素直な子だなあと感心しつつ、この子の普段の学校や家庭での生活が生き生きと楽しく過ごされていることが垣間見られました。

本日の修了式では、1・2年生に「夢をもつこと」の大切さを話しましたが、これからも生徒たちが幸せな人生を歩んでほしいという思いは願ってやみません。今までひょっとすると人には言えないような辛いことを経験し、それを乗り越えてきている生徒もいるように聞いています。また、人間関係に悩んでいる生徒もいます。この先の将来に不安を感じている人もいます。体は大人でも精神的には、まだまだ未熟な生徒たちをサポートしていくことが、我々、教員の努めであり、肝である担当する授業が大切であることは大前提の上で、彼ら彼女らをこれからの幸せな人生に導いてやることこそが、究極の任務、使命だと今後も先生方に訴えていきたいと考えています。

終わりになりますが、私自身の寿都高校における校長職は、この3月で終わることになります。4月からは、新校長を含む新しい教職員スタッフが、これからも寿都高校が更なる飛躍をされるよう、次の新任地から陰ながら見守っていきたいと考えております。

この「校長から」の挨拶原稿をご覧いただいた皆様、2年間誠にありがとうございました。この機会を利用し感謝申し上げます。新任地におきましても、これまでの経験を活かし全力を尽くして参りたいと考えております。今後とも変わらずの御指導、御支援をどうぞよろしくお願いいたします。

また、今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

(この「校長から」の御挨拶につきましては、3月29日(金)をもちまして削除させていただきます。)


2019/02/19

「平成30年度2月を迎えて」

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 寒気も少しずつ緩みはじめ、春の訪れが待ち遠しく感じる頃となりました。今年は風が強い日が多かったため、単純に比較をすることができませんが、雪自体は昨年より少ないように感じています。春先にありがちなどっと雪が降る大雪が、あと何回来るでしょうか。いよいよ3月1日に迎える3年生の卒業式は、ポカポカ陽気に包まれるような穏やかな天気になるよう、今から祈っています。

 さて、そのような中、13日(水)には、毎年恒例のボランティア推進委員会と生徒指導部が共催で実施している、町内での除雪ボランティアを行いました。今年度は、陣屋団地にある独居老人宅を訪問し、1年生は25名全員、2年生は自主的に希望した17名の各有志が、決して強制参加ではなく、学年関係なく皆が協力して、軒下や周辺の山のようになっている雪の除雪を行いました。町役場町民課との連携を図りながら行っており、ボランティア活動のため、あくまでも校内で一般募集してから自主的に希望した参加者を決定します。今回は、1年生は全員が希望し、教員が特に指示する必要もなく、作業の安全を確認しながら、それぞれが雪をかく人や運ぶ人などその役割を上手に果たし、無事終了していました。終了後は、御老人から「ありがとう」の言葉を受け、生徒たち皆、充実感いっぱいの笑顔で応えていました。これも寿都高校の伝統の一つとして、今後も後輩たちが引き継いでいってほしいと願います。

 また、15日(金)夜には、同窓会(白鴎会)役員会を実施しました。早瀬会長の挨拶に始まり、学校長挨拶、そして議事へと進めて参りました。同窓会の入会式は例年どおり卒業式前日の卒業式予行の後、関係者には平日にもかかわらず、わざわざ学校までお越しいただき、入会式の司会進行及び会長から3年生に御挨拶をいただく予定です。そして、同窓会誌「白鴎」の発行についての話題と予算に関する決算を行いました。この日の役員会議も短時間で滞りなく終えることができましたが、その後、これからの学校における方向性や存続に係る具体策など話す機会がありました。ある役員からは、近隣町村の方からの声や高校に対する期待など忌憚のない意見をいただきました。学校として全体的に今は落ち着いている。進路の結果もある程度充実してきている。また、寿都町からの高校に対する支援もかなり手厚いなどの情報共有もでき、私からは、「これからも寿都らしい、地域からの協力や理解が得られるような魅力ある学校づくりに励んで参りたい」とお答えさせていただきました。今後の学校経営に対し、身の引き締まる思いです。

 さて、最後に私事で大変恐縮ですが、東京にいる2人しかいない男兄弟である3つ上の兄が、この2月1日に2年間の闘病の末、まだ57歳という若さで旅立ちました。20代の3人娘がいる中でしたので、さぞや心残りで無念であろうと想像する中、年末に何とか元気なうちにと1度駆けつけることができました。身も心も弱ってしまった兄に、実際その時会ってみると、初めての経験でなんと言葉をかけて良いかわからず、わざわざ東京まで出向いたものの5分も話せませんでした。ちょうど12月の全校集会の後にその時向かったものですから、生徒たちにもこのことを話させていただきました。「大切なかけがえのない家族や身内と離れたり別れたりすることが、いつ何時、突然あるかわからない。だから今置かれている状況に感謝し、これからもしっかりと自分自身、そして身の周りの人たちを大事にして生きてほしい」と訴えたところ、生徒たちは皆、神妙に聴いてくれていました。その時、東京に向かう間際、玄関先である生徒が、「校長先生、気をつけて行ってきてください」と声をかけてくれたことが忘れられません。素晴らしい生徒たちに囲まれていることに感謝です。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2019/01/17

「平成30年度1月を迎えて」

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 年始時期の穏やかな暖かさから一転、最近では本格的な寒さが到来しています。風が強いのもここ寿都町の特徴ですが、道路などもすぐに吹きだまりますので、車の運転も慎重にしなければなりません。車の中には、何かあった際に備え、毛布やスキーウエア、スコップ、簡単な飲食物などを常備しています。思えば20代の頃の30年程前に道東のある高校に勤務していたとき、町内には空き公宅やアパートなどがなく、高校から10km程離れた僻地の小学校の公宅に住んでいたことがありました。仕事の帰り道、車が吹きだまりにはまり、前にも後ろにも動かず、あっという間に膝上まで雪が積もってしまう状況でした。思わず車をおいて、あと数キロというところの自宅まで歩いて戻ったことがありました。翌朝、歩いて車をとりに行くときれいに除雪されていた道路には、我が車が何事もなかったように道路上に置かれていた光景が、今でもはっきりと覚えています。その当時、除雪車で除雪されていた方は、車が雪の中に埋まっていたので、さぞや驚いたことだろうと思います。その時の車に残るか、外に出るかの決断がもし誤っていたらと思う中、暴風雪に関わる事故や事件などを拝見するたび、その時、大きく戸惑い、大変な経験をしたことを思い出しながら、それ以来は、もし万が一、冬に車の中に閉じこもることになったとしても、数日は何とかなるようにしています。

 さて、昨年末の1226日(水)、ニセコモイワスキーリゾートの山麓センターロッジにて、昨年に引き続き「寿都町英語ふるさとアンテナショップ」を実施しました。今回は外国人利用客に対して英語での寿都町の紹介、町の特産品紹介・試食を提供することをメインに行いました。活動では、寿都町内小学校5年生から高校2年生までの14名が参加し、当日までに2回の合同練習を行い、当日使用するポスターやハガキの作成に加え、町の特産品を英語で説明するなどの英会話の練習を行いました。当日は、児童・生徒が3、4名で1つのグループを作り、寿都町の特産品を紹介し試食をしてもらいました。たくさんの外国人の方々が快く対応してくれました。中には特産品を購入してくれた方や児童・生徒の様子を撮影する方、日本語で「頑張ってね。」と声をかけてくれる方などがいました。最初は皆、緊張して消極的ではありましたが、すぐに慣れ、教員の合図なしで自分たちのタイミングで積極的に交流する姿を見ることができました。児童生徒からは「学校が違っていても協力して活動することができた。想像したよりも英語が通じて楽しかった。もっと英語を勉強しようと思った。」など前向きな感想が多くありました。

 また、冬季休業の最終日には、職員の打合せ後、校内研修会を行いました。クロスロードゲームという「即決断」が求められる、災害を想定した研修体験のゲームで、校長がファシリテーターを担当し教員全員が参加しました。和やかなムードの中、自分自身の役割が様々な担当者であることを想定して進めていきます。中には、自分が生徒の立場であった場合や一般の町民であった場合など、想像を張り巡らせて答えのない難問に挑んでいきます。最後は、点数が多い人が勝ちとなり2名の先生が最高得点をとりました。たまに、学校教育にとらわれない研修も大切であると感じた時間でした。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/12/18

「平成30年度12月を迎えて」

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 寒さも本格的になり、雪が一気に積もりました。師走を迎え何かと気ぜわしい毎日を迎えております。あちこちでクリスマスソングが聞こえてきており、平成30年も残すところ本当にあとわずかになったという気持ちです。まさしく1年があっという間で、時が過ぎるのも速すぎると感じます。

 さて、そのような中、12月中は本校のキャリア教育、そして町内小中高連携における「ふるさとキャリア推進部会」の集大成とも言うべき報告発表会が行われました。

 12月4日には、本校による各学年の総合学習発表会を実施しました。最初は、2学年によるインターンシップの体験発表でした。それぞれ希望別のグループに分かれ、役場や診療所、保育園、金融関係や民間会社など町内10企業等について、職場体験の内容、1日のスケジュール、体験してみて感じたこと、そして、今後どのように、これからどんなことに生かしていくかなどの話を聴くことができました。実際のところ、高校卒業後には、進学や就職のため町外に出る生徒が9割を超える状況の中、2日間とはいえ仕事だけではなく、町内の企業における職員や従業員、いわゆる大人の社会人の方々と触れあうことができたことは、本人たちにとっても貴重な体験となったことでしょう。次に、1年生が小樽市内の国公立大学、専門学校、企業等の社会見学に行った報告でした。今年度は、初めてスクールライフプランとして、自身が今後の進路についてどのように考えているかの生徒の発表もありました。そして、最後は、3年生がここまで決定している専門学校、民間就職への進路活動に際し、高校生活でどのように取り組んできたかの報告がありました。校長による最後の講評の内容でも、生徒たちの今まで取り組んできた内容も大事ですが、この報告発表会において「どんなところを強調し意識して説明・報告するのか」「相手や聞き手に伝わるように話すこと」これはとても難しいことですが、どんなことにもつながる大切なことです、と話させていただきました。パワーポイントでの説明の仕方も昨年度から格段にレベルアップしていたことについて、褒めさせていただきました。

 また、1214日には、町内における小中高連携推進委員会ふるさとキャリア推進部会が主管し、総合学習発表会として各校の取組の発表を実施しました。各2校の小学校及び中学校では、これまで準備してきた成果を遺憾なく発表していました。高校生の発表では、先日の校内発表会で内容が良かった2年生の2つのグループが報告をし、さすが高校生というような落ち着いた発表を聴くことができました。さらには、休憩を挟んで後半では、小中高生4、5人が1つのグループとなり合計20以上のグループをつくって、未来を担う世代で寿都町のこれからについて、私の進行で話し合い発表し合いました。今年度、初めての取組ということで、皆さん最初は緊張していましたが高校生も上手くリードしてくれ、小学生も堂々と発表してくれました。寿都の好きな、良いところや改善して欲しいことなど、そしてそのために自分たちができることは何かなど、時間が短かったですがとても有意義な時間とすることができました。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/11/15

「平成30年度11月を迎えて」

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 寒くなってきたとはいえ、例年のこの時期に比べると若干暖かい感じがしています。しかし、日増しに日も短くなり、真っ暗になるのが本当に早くなってきています。ここ寿都町も冬に向かってまさにまっしぐらという状況でしょうか。

 そのような中、2学年にとってはある意味、高校生活3年間における最大行事であります、今年度の見学旅行を実施してまいりました。11月5日(月)に団長として、結団式の挨拶を行い、翌日、11月6日(火)~10日(土)までの4泊5日で、関西及び関東方面の旅行の引率となりました。団長としては、昨年度に続き2回目の引率となり、必然的に昨年度の2年生(現3年生)と様々な面で、ついつい比べてしまうところでしたが、今年度の2年生も元気よく楽しそうな雰囲気の中、初日に体調を崩した女子が複数名いて、少々心配したところですが、その後直ぐに回復したこともあり、参加した生徒全員が大きな事故や怪我等もなく、無事帰着できたことにホッと胸をなで下ろしていたところです。

1日目、奈良公園に入り、東大寺の奈良の大仏を見学し、その壮大さに感動していた様子でした。2日目は、朝早くから清水寺に入り、記念写真を撮影した後、解散し20:00まで京都市内自主研修となりました。やはり、金閣寺や嵐山などが人気だったようです。3日目は、新幹線で東京へ移動し、その後19:00まで都内自主研修となり、原宿、竹下通りや新宿、渋谷などが人気のスポットだったようです。宿泊先の集合場所、舞浜のホテルまできちんと集まることができました。4日目は、楽しみにしていた東京ディズニーランドで、8:0021:00まで様々な乗り物を満喫し20:30のパレードを見て、急いで帰館していた生徒もいました。今後また、プライベートでいつか訪れることもあるでしょうが、いつの時代もこの夢のような豪華な大テーマパークは、生徒たちにとっても一生の思い出となることでしょう。

昨年度の見学旅行のしおりの巻頭言にも掲載させていただきましたが、私事の記憶によると、自身の高校時代37年前の修学旅行は、在籍していた高校が道南の檜山にあったため、本州までの移動は、青函連絡船と列車でした。「飛行機に乗る」という初体験は残念ながら当時できませんでした。しかし、関西方面から東京までの移動における新幹線については、当時初めての乗車体験をすることができました。壮大な富士山を当時の担任が指を指して教えてくれて、左側の窓から見た記憶が、今でもはっきりと残っています。そして、最後、大都会、東京を後にし、さて、いよいよ帰る頃になった時、夕方、上野から青森まで寝台列車に乗る準備のため整列していました。確かその少し前に、仙台付近で大きな地震があり、自分たちが乗車する予定であった寝台列車の都合が急遽つかなくなり、日が暮れ夜になっていたにもかかわらず、かなりの時間、上野駅構内で待たされた挙げ句、なんと寝台ではない普通列車(背もたれ90度の感覚)で出発し、東北をゆっくりと大移動しながら青森に着いた頃には、周りも皆疲れ果てぐったりとしていたという、懐かしくも本当に辛い思い出があります。今となっては、当時、引率された先生方は、携帯電話もない時代、予定が急遽変更されたということは、さぞ大変だったであろうと想像しつつ、団長として引率することの責任の重さを痛感しているところです。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/10/18

「平成30年度10月を迎えて」

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 秋も深まり、日中でもかなり冷え込むようになり、いよいよ衣替えや暖房など、冬に備える時期となりました。北海道では各地、峠などでも降雪の便りが届くなど、車のタイヤ交換が必要となる時期でもあります。そのタイミングを上手に図らなければなりませんが、また、あの気が遠くなるような「朝晩の除雪」が来るかと思うと少々、気が重いところです。

 さて、10月3日(水)には、岩内高校との芸術鑑賞について、岩内地方文化センターを会場に実施されました。この秋という季節に、本格的な舞台芸術に触れ、集団鑑賞の中でのマナーや公共心を育てることを目的に行うということで、本校は地域特例連携高校である岩内高校の芸術鑑賞に予算の関係もあり、3年に1回、参加させていただいています。3年前と同じく、古典芸能として「学校寄席」を鑑賞させていただきました。最初は、落語入門として、その歴史に始まり、形態や鳴り物などの説明を受けました。その中で、噺の種類としては、笑いに主眼をおいた「滑稽噺」が主流ですが、その他に涙を誘う「人情噺」や芝居がかった「芝居噺」、さらに「怪談噺」など、様々あることを教えていただきました。北海道では、なかなか寄席といいますとなじみが薄く、せいぜいテレビで放映される「笑点」のイメージくらいしかないと思います。しかし、改めてその詳細について説明を聴き、落語や講談、色物(曲芸)などを間近に見て、日本伝統の芸能を体感することは生徒たちにとってもとても大切なことだと痛感しました。本校生徒は、「町バスの支援を受けながら町外に出かけ芸術鑑賞に参加する」という、普段はなかなかできない経験を3年に1度するというのは、生徒たちの今後の人生においてもとても重要であると改めて認識しました。

影向舎さんからの落語の鑑賞についてのアドバイスにもありましたが、「落語とは決して難しい芸能ではなく、わかりにくい、古臭いなどという先入観を捨てて、楽しんで欲しい。そして、我々とお客さんとのコミュニケーションで作り上げる「笑い」の芸なのです。」と話されたことが、とても印象的でした。教員側にも、「話す」というツールは、授業などにおける教授法にも大いに参考になるように思え、改めて私自身にも勉強になった時間でした。

 また、10月11日(木)には、1学年がグループに分かれ、小樽市内に社会見学として、大学、専門学校、菓子有名店などを訪問し、2学年は、10月10日(木)・11日(金)の2日間、町内においてインターンシップ(就業体験学習)を実施しました。その中で勤労観や職業観、そして進学等における進路意識を高める機会となりました。それぞれすでに、アルバイトを経験している生徒もいますが、企業や商店等での初めての接客や販売などは、慣れないながらも貴重な体験をしていました。写真にもありますように、1学年生徒6名が小樽商科大学での体験講義、説明を受け、進学への意識を高める経験となった様子です。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/09/19

「平成30年度9月を迎えて」

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 9月も半ばが過ぎ昼間は温度が上がりますが、朝晩は少し寒いぐらいになってきています。夏の終わりを告げられているようで少々寂しい気がします。

さて、今月6日3時8分頃、北海道胆振地方中東部を震源として、最大震度6強の地震が発生しました。地震発生後しばらくして停電し、一夜明けた朝も復旧していない状況で、停電の影響で、臨時休業をするかどうかの決断を迫られました。一度は、2時間遅れの始業も検討しましたが、給食の配給はできないことやニセコバスの運休、信号の停止、校内の電気・水道等が使えないことなど、生徒が安全に学校生活を送るには問題があると総合的に判断し、その日は休業としました。

パソコンも使えない状況から先生方の仕事もままならない状況の中、昼頃には、この後、携帯電話等の通信手段も接続ができない恐れがあるということから、家庭・本人への連絡もできなくなることが予想され、翌日の対応も迫られることになりました。関係者で検討した結果、翌日朝6時の時点で停電が復旧していなければ、2日連続の臨時休業としました。

その日の夜、自宅では、長い時間の電気のない生活になりましたが、断水にはならなかったため、キャンプ用品を駆使して、食事など最低限のことはできました。しかし、これがもし、先の見通しも当てもなく、しばらく続くとなると様々な不安がつきまとい、学校での対応や判断も難しいものになるのでは、ということも予想しました。この日は、早めに就寝し翌日の朝に備えました。

翌日、朝6時の時点では、携帯電話等も使用できない状況で、停電のままでした。そのため前日の連絡網での指示通り、臨時休業となりました。連絡が届いていない生徒はいないか、と多少心配はしましたが、担任の先生方の徹底した連絡のお陰で生徒たちも混乱するようなことはなかったようです。私もその日の朝、水でのシャワーを浴びてから出勤しましたが、5分ほどの通勤の途中、7時過ぎに停電が復旧されていました。ほっと一安心し「もう少し待てば温水でのシャワーを浴びられたかな」という感情も持ちましたが、このたびの震災で甚大な被害を受けた地区のことを考えますと改めて、贅沢な考えだと反省しています。

このたびの北海道胆振東部地震により、被災された皆様に心からお見舞い申し上げ、1日も早い復興を願うばかりです。

 写真にありますように、9月14日(金)の午後は、本校の学校説明会及び一日体験入学でした。3中学校、合計44名の参加で、近年では珍しく多い人数でした。生徒会生徒の進行で開会式や学校の説明を行っていきました。私からの最初の挨拶では、「本日は、寿都高校はとても素晴らしい学校なので、ぜひ本校に入学して下さいという説明会ではありません。」「周りからの噂だけに頼るのではなく、じっくり自分の目で、耳で確かめて、寿都高校はどんな学校で、ここで自分にとって何ができるかを考えるきっかけの日にして欲しい。」と話させていただきました。授業見学や模擬授業、部活動見学等、皆さん真剣な眼差しで最後まで参加していました。1人でも多くの生徒たちが、来年、本校への入学について希望してくれることを願っています。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/08/16

「平成30年度8月を迎えて」

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 8月に入りようやく夏らしい暑さが続き、自宅でも家の中は少し蒸し蒸ししたような湿気が多い時期となっています。お盆時期も雨の日が多く、どんよりとした天気が多い状況です。そのような中、本校では本日で夏季休業も終わり、いよいよ、明日からは、全校集会の始まりで授業も再開となります。

 1年生にとっては初めての高校生活の長期休業、3年生にとっては最後の夏休みとなります。それぞれ進路に向けた講習や新人戦に向けた部活動、そしてアルバイトに精を出すなど、充実した夏休みとなっていることでしょう。宿題は済ませているでしょうか。

 夏休み開始早々、7月25日から27日の間の3日間、歴史と伝統のある本校ボランティア部が、総合文化センターを会場に歴史的資料の整理目録カードの作成や資料の撮影を行いました。町教委の依頼で、町内にある歴史的建造物橋本家(旧お宿鰊御殿)の所有する歴史的資料の文書整理調査で、歴史を活かしたまちづくりの一環として、当時の生活に触れながら、資料整理の専門的手法や扱い方などを町教委学芸員の方の指導をいただきました。生徒たちもこの間、たっぷりと歴史に触れ、郷土愛を育むことができ、町のお役に少しでも立てたのではないでしょうか。今後もこのことがこれからの後輩たちにも引き継がれ、ボランティア部の夏休み、恒例の活動となることを期待したいと思います。

 8月7・8日には、町内教育委員会職員、中学校関係者と一緒に道内の3カ所、上士幌町、足寄町、平取町において設置されている公営塾を見学させていただきました。実は本町においても、公設民営塾が今年度から開設される予定で、現在、その仕組みと会場となる施設が準備されているところです。詳細については今後説明などがあるようですが、民間を含めた正式な塾などは最近ではここ町内にはなかったため、生徒はもちろん、保護者や地域住民にとってもかなり興味関心がありそうな話題となりそうです。

上士幌町では、立派な生涯学習センターが機能しており、施設的にもとても広く新しく乳幼児から大人まで町全体が学びを深める雰囲気ができており、公営塾もスタートし町内の中高生、子どもたちの居場所、そして学校外での学習習慣づくりに大いにつながっているように感じました。ロビー等に設置されているテーブルコーナーでは、勉強している様子の子どもたちが大勢いて、充実した図書館とつながっているのも本当に使いやすそうでした。

足寄町、平取町の公営塾は、受託事業者と自治体との基盤がしっかりとできており、各学校との連携もきっちりとなされていて、生徒、保護者と事業者とのカウンセリングもきめ細やかにされており、受講希望者にとって、やがてこの仕組みも少しずつ成果が現れてくるだろう予感を感じさせました。寿都町の公設民営塾は、今後この町で、どのような機能を果たしていくのか、期待し見守っていきたいと考えています。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018/07/11

「平成30年度7月を迎えて」

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 いよいよ夏の到来を迎え「夏空がまぶしく感じられる頃となりました」と言いたいところですが、7月に入ってもしばらくは天候不順が続き、夏らしい暑さにはまだ至っておりません。そのような中、西日本を中心として広い範囲で記録的な大雨に見舞われ、各地で甚大な被害が相次いでいます。気象庁は9日に、今回の記録的な大雨の名称を「平成30年7月豪雨」と決め、発表しました。豪雨による犠牲者は、150人を超え安否が不明な方々も多数いるとのことですが、決して人ごとではなく一刻も早い発見を願います。
 今回の豪雨で気象庁は、数十年に一度の重大な災害が予想される場合に出す「大雨特別警報」を11府県で発表しましたが、2013年に特別警報の運用が始まって以降、1つの災害で4都道府県以上に出されたのは初めてだそうです。「自分のところは大丈夫」という安易な考えを振り切るためにも、災害等があった際に、自分のいる場所に迫る危険度の高まりを確かめながら、適切な避難行動を迅速にとることが大切なことであると痛感しています。そのためにも、考えられるあらゆることに備えた避難訓練を学校として、今後も強化していく必要性があることを改めて感じました。
 さて、7月6・7日には、本校学校祭である平成30年度「寿高祭」が開催されました。1日目午前は、仮装行列・パフォーマンスが総合文化センターウィズコムの外会場で行われ、彩りもカラフルな手作りの衣装で、保護者や町民を前に各学年クラス順にダンスを披露しました。1年生は初めての学校祭ということもあり、少し慣れない面もあったようですが、2・3年生は、芝生の会場をフルに使いストーリー性をもたせた構成で発表していました。
 午後は、エンターテイメントショーとして、本校体育館で歌やダンスあり、漫才や学年対抗生徒会企画のゲームもありと、進行の順番も飽きさせないような構成を考え趣向を凝らしていました。音響を駆使してのイントロクイズやじゃんけんによる勝った方が相手の頭をハンマーでたたく、負けた方がヘルメットをかぶるなど、全体に笑いがおきるほど、とても良い雰囲気で行うことができていました。そのようなゲームが各学年対抗で成立するというのは、上下関係においても本当に仲が良く、お互い理解し合っている証拠で微笑ましくもあります。これこそが小規模校、そして「寿都高校の強み」かなと感じました。
 2日目は、一般公開による模擬店や縁日の開催でした。当日は風も強く小雨も降る中、外の玄関前での実施を予定していましたが、急遽、校内で行うことになりました。先生方や生徒、PTAの方々の機敏な対応や御協力により、スムーズに変更することができました。お陰さまで大きなトラブルや事故もなく2日間、無事学校祭を執り行うことができました。順位の結果は、1位から3位まで、3年、2年、1年と例年と変わらない学年順の結果となりましたが、生徒たちもとても満足していた様子でした。

 今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018/06/13

「平成30年度6月を迎えて」

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 夏服に衣替えとなり、夏の装いが目につくようになりました。しかし、1日1日、朝晩の気温の差も激しく、なかなか体も慣れない状況の中、梅雨という時期があまり馴染まない北海道でも一番過ごしやすい時期となりました。
 先日、高野連夏季支部大会に向けた野球部とテニス部男子団体・個人、バドミントン部女子個人、柔道男子2名、女子1名の全道大会に向けた壮行会を行いました。残念ながら支部大会ですでに敗れた他3年生は、これからは部活動のない生活に入りますが、全道大会に出場する3年生は、最後の大会となります。思う存分持っている力、いやそれ以上の力を発揮して、ぜひ活躍して欲しいと願っています。
 今月初旬には、前期中間考査が実施され、1年生にとっては、高校生活で初めての定期考査となりました。廊下をすれ違う生徒に様子を伺ってみますと「思ったよりできた」という生徒や「全然ダメだった」いう回答もあり表情もそれぞれでした。今回良かった人は、次回の期末考査を今より少しでも多く点数がとれるように、そして結果が良くなかった生徒は、なんとか今度は挽回して欲しいと願いつつ、生徒たちの後ろ姿を見送っていました。
 また、先日、中学校の体育大会、小学校の運動会にも来賓として出席させていただきました。中学校では、学年=1クラスずつでの対抗ではなく、初の試みとして赤・青組に縦割りでチームを分けた戦いとなりました。昨年度は、順位が3年生1位、2年生2位、1年生3位と学年順でのごく順当な順位となりましたが、今年度は両チームの3年生が中心となり総合優勝へ向けた見応えのある体育大会となりました。それぞれの先輩・後輩がお互いに応援し合い、とても良い雰囲気を見させていただきました。今年は青組の圧勝のようでしたが、生徒数が今後も年々少なくなっている状況の中、この縦割りという新しい試みは大成功のようでした。
 寿都小学校も開校140周年記念と称しての大運動会でした。当日は少々寒い日ではありましたが、雨は降らず広いグラウンドで児童が皆のびのびとひたむきに頑張っている姿を見させていただきました。前半の徒競走のみを見学させていただきましたが、体は小さくても本当に足の速い子もいるものだと妙に感心させられました。この日は、運動の得意な子が、リレーで次々追い抜くなど、まさにヒーローになり得る日です。最近の運動会は、時間の短縮や労力の軽減などを目的に、お昼の昼食をなくしたり、種目が午前までとなったり、危険な種目や保護者が参加する種目などをなくするなど、形態も様変わりしているようですが、あの開始の花火の音や「よーい、パーン」のピストルの音、テンポの速いBGMや観客の声援など、独特なあの緊張感は、自分自身も少々苦手でしたが、今では良い思い出です。

 今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018/05/14

「平成30年度5月を迎えて」

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 朝晩はまだ冷え込むことが多く、ストーブをつけることがありますが、昼間はようやく暖かくなり青葉が美しい季節となりました。日本海沿いの寿都湾の景色がとても素晴らしくついつい見とれてしまいます。また、国道から校舎に向かう130メートルほどの上り坂に桜並木があり、少しずつ咲いてきているところから春の季節を満喫しております。
 先月末には、1学年の宿泊研修でネイパル森に引率してきました。昨年度も引率した関係で、生徒、学年の雰囲気を少しばかり比べることができました。今年度は、寿都中と島牧中の生徒のみということからお互いに顔や名前がなんとなく知れている中で、人間関係づくりが主たる目的といえどもその必要性もあまりなく、全員仲良く様々なメニューをこなしていました。
 校長としても昨年はなかった30分間の校長講話の時間もあり、スタートから生徒と身近に接するひとときの時間を過ごすことができました。「高校生の心構え」というお題目でしたが、あえて原稿は用意せず直前まで何を話そうかを考えて、講話の時間を迎えました。自身の少年時代の話や夢・希望を持つことの大切さ、そして教員を目指した時のことや家族の話までいろいろな角度からの話になってしまいました。人生には必ず分岐点があり、その時なんとなくでも良いので挑戦してみる、面倒なことを少しでもやってみることが大切などと話しました。生徒たちは最後まで真剣に聴いてくれたようで、なんだか担任や部活動の顧問をしていた10年以上も前の若気の至りでついつい熱い話をしたときのことが、走馬燈のように思い浮かびました。
 また、3日間、偶然施設で一緒になった檜山管内江差高校は、私自身の母校であり懐かしさでいっぱいでした。もしかしたら同窓・同級生のお子さんや親戚等、関わりのある生徒がいるのかなと思うととても気になりました。2日目の本校は休憩時間で夕食後でしたでしょうか、母校の校歌が聞こえてきて少しのぞいてみますと体育館で各クラスによる校歌を発表し合う審査があるコンクール形式のようでした。懐かしくもついつい小さな声で口ずさみ、各クラス3番までを歌い上げ、3クラス分を聴いてしまいました。不思議と自分自身の校歌は何度聞いても飽きることはないのかという実感を持ちました。寿都高校の校歌を今、歌詞を見ずに一人ですべて歌うとなるとかなり厳しいといいますか、無理な感じですが、35年ほど前に在学していた我が母校の校歌の音程と歌詞は、当時本当に怖かった先輩たちに徹底して入学当初すり込まれたままの記憶が未だによみがえります。

 今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018/04/10

本校着任2年目を迎えて

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 平成30年度を迎え、4月9日(月)午前には、着任式、前期始業式を行い、午後には、新入生26名を迎え、入学式を無事、執り行いました。
 校長として、2回目の入学式ということで、厳粛な雰囲気の中、緊張感を持ちながらも来賓の方々18名をお迎えし、滞りなく終えることができました。緊張からか新入生の呼名の返事が若干小さく、在校生の校歌紹介ももう少し元気よく、大きな声で歌って欲しかったなぁと感じたのは私だけでしょうか。
 本校は、今年で前身の女学校を含め、創立116年目を迎えており、全道で6番目に創立されたという長い歴史と伝統を誇る高校です。校訓「 『立志』 考える しまる がんばる 」のもと、この学び舎から巣立っていった諸先輩方が残していった実績を、在校生が受け継ぎ、次代へとつなげていってくれることを望んでいます。
 地元、町民や地域の方々からも深く愛されており、保護者や地域の方々にも寿都高校OBの方が多数おります。同窓会役員の方々にも普段から大変お世話になっております。この度の同窓会誌におきましては、冊子をカラーにして町内及び周辺町村にも全戸配布をさせていただいたところです。
 昨年度の卒業生は、最後には、無事、全員進路が決定し卒業しましたが、今年度も3年生全員が、少しでも上を目指し、進学や公務員、就職等、希望の進路を決定させ、最後に笑顔で卒業していくことを願っています。
 部活動も新1年生による入部の加入率を上げ、3年生は最後の大会として、チーム力を上げながら、団体の全道大会出場など、昨年度の成績を少しでも上回れるよう活躍して欲しいと思います。
 全校生徒数は80名と、小規模校という利点を活かし、習熟度別授業の充実、発展や遠隔授業の効果的活用を図り、生徒一人ひとりに先生方が真摯に向き合い、それぞれの夢や希望、進路実現に向けて、教職員一丸となって努力していく所存でございます。
 今後も保護者や地域の方々、町村との連携、御支援、御協力などをいただきながら、特色ある、魅力的な学校づくりのために、前年から少しでも前進できるよう前例踏襲にとらわれることなく、様々なことに挑戦していきたいと考えています。

 今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。