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    北海道寿都高等学校

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校長から


2019/02/19

「平成30年度2月を迎えて」

Tweet ThisSend to Facebook | by 校長
 


 寒気も少しずつ緩みはじめ、春の訪れが待ち遠しく感じる頃となりました。今年は風が強い日が多かったため、単純に比較をすることができませんが、雪自体は昨年より少ないように感じています。春先にありがちなどっと雪が降る大雪が、あと何回来るでしょうか。いよいよ3月1日に迎える3年生の卒業式は、ポカポカ陽気に包まれるような穏やかな天気になるよう、今から祈っています。

 さて、そのような中、13日(水)には、毎年恒例のボランティア推進委員会と生徒指導部が共催で実施している、町内での除雪ボランティアを行いました。今年度は、陣屋団地にある独居老人宅を訪問し、1年生は25名全員、2年生は自主的に希望した17名の各有志が、決して強制参加ではなく、学年関係なく皆が協力して、軒下や周辺の山のようになっている雪の除雪を行いました。町役場町民課との連携を図りながら行っており、ボランティア活動のため、あくまでも校内で一般募集してから自主的に希望した参加者を決定します。今回は、1年生は全員が希望し、教員が特に指示する必要もなく、作業の安全を確認しながら、それぞれが雪をかく人や運ぶ人などその役割を上手に果たし、無事終了していました。終了後は、御老人から「ありがとう」の言葉を受け、生徒たち皆、充実感いっぱいの笑顔で応えていました。これも寿都高校の伝統の一つとして、今後も後輩たちが引き継いでいってほしいと願います。

 また、15日(金)夜には、同窓会(白鴎会)役員会を実施しました。早瀬会長の挨拶に始まり、学校長挨拶、そして議事へと進めて参りました。同窓会の入会式は例年どおり卒業式前日の卒業式予行の後、関係者には平日にもかかわらず、わざわざ学校までお越しいただき、入会式の司会進行及び会長から3年生に御挨拶をいただく予定です。そして、同窓会誌「白鴎」の発行についての話題と予算に関する決算を行いました。この日の役員会議も短時間で滞りなく終えることができましたが、その後、これからの学校における方向性や存続に係る具体策など話す機会がありました。ある役員からは、近隣町村の方からの声や高校に対する期待など忌憚のない意見をいただきました。学校として全体的に今は落ち着いている。進路の結果もある程度充実してきている。また、寿都町からの高校に対する支援もかなり手厚いなどの情報共有もでき、私からは、「これからも寿都らしい、地域からの協力や理解が得られるような魅力ある学校づくりに励んで参りたい」とお答えさせていただきました。今後の学校経営に対し、身の引き締まる思いです。

 さて、最後に私事で大変恐縮ですが、東京にいる2人しかいない男兄弟である3つ上の兄が、この2月1日に2年間の闘病の末、まだ57歳という若さで旅立ちました。20代の3人娘がいる中でしたので、さぞや心残りで無念であろうと想像する中、年末に何とか元気なうちにと1度駆けつけることができました。身も心も弱ってしまった兄に、実際その時会ってみると、初めての経験でなんと言葉をかけて良いかわからず、わざわざ東京まで出向いたものの5分も話せませんでした。ちょうど12月の全校集会の後にその時向かったものですから、生徒たちにもこのことを話させていただきました。「大切なかけがえのない家族や身内と離れたり別れたりすることが、いつ何時、突然あるかわからない。だから今置かれている状況に感謝し、これからもしっかりと自分自身、そして身の周りの人たちを大事にして生きてほしい」と訴えたところ、生徒たちは皆、神妙に聴いてくれていました。その時、東京に向かう間際、玄関先である生徒が、「校長先生、気をつけて行ってきてください」と声をかけてくれたことが忘れられません。素晴らしい生徒たちに囲まれていることに感謝です。

 

今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。