寒さも本格的になり、雪が一気に積もりました。師走を迎え何かと気ぜわしい毎日を迎えております。あちこちでクリスマスソングが聞こえてきており、平成30年も残すところ本当にあとわずかになったという気持ちです。まさしく1年があっという間で、時が過ぎるのも速すぎると感じます。
さて、そのような中、12月中は本校のキャリア教育、そして町内小中高連携における「ふるさとキャリア推進部会」の集大成とも言うべき報告発表会が行われました。
12月4日には、本校による各学年の総合学習発表会を実施しました。最初は、2学年によるインターンシップの体験発表でした。それぞれ希望別のグループに分かれ、役場や診療所、保育園、金融関係や民間会社など町内10企業等について、職場体験の内容、1日のスケジュール、体験してみて感じたこと、そして、今後どのように、これからどんなことに生かしていくかなどの話を聴くことができました。実際のところ、高校卒業後には、進学や就職のため町外に出る生徒が9割を超える状況の中、2日間とはいえ仕事だけではなく、町内の企業における職員や従業員、いわゆる大人の社会人の方々と触れあうことができたことは、本人たちにとっても貴重な体験となったことでしょう。次に、1年生が小樽市内の国公立大学、専門学校、企業等の社会見学に行った報告でした。今年度は、初めてスクールライフプランとして、自身が今後の進路についてどのように考えているかの生徒の発表もありました。そして、最後は、3年生がここまで決定している専門学校、民間就職への進路活動に際し、高校生活でどのように取り組んできたかの報告がありました。校長による最後の講評の内容でも、生徒たちの今まで取り組んできた内容も大事ですが、この報告発表会において「どんなところを強調し意識して説明・報告するのか」「相手や聞き手に伝わるように話すこと」これはとても難しいことですが、どんなことにもつながる大切なことです、と話させていただきました。パワーポイントでの説明の仕方も昨年度から格段にレベルアップしていたことについて、褒めさせていただきました。
また、12月14日には、町内における小中高連携推進委員会ふるさとキャリア推進部会が主管し、総合学習発表会として各校の取組の発表を実施しました。各2校の小学校及び中学校では、これまで準備してきた成果を遺憾なく発表していました。高校生の発表では、先日の校内発表会で内容が良かった2年生の2つのグループが報告をし、さすが高校生というような落ち着いた発表を聴くことができました。さらには、休憩を挟んで後半では、小中高生4、5人が1つのグループとなり合計20以上のグループをつくって、未来を担う世代で寿都町のこれからについて、私の進行で話し合い発表し合いました。今年度、初めての取組ということで、皆さん最初は緊張していましたが高校生も上手くリードしてくれ、小学生も堂々と発表してくれました。寿都の好きな、良いところや改善して欲しいことなど、そしてそのために自分たちができることは何かなど、時間が短かったですがとても有意義な時間とすることができました。
今後とも本校における教育活動につきまして、特段の御理解と御協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。