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フードデザイン調理実習(3年生)第3回「コロッケ」

 12月4日(木)、3年生のフードデザインの授業で「コロッケ」を作りました!

 コロッケの調理工程は、「切る、ゆでる、潰す、焼く、混ぜる、揚げる」のように、料理をする上でおおよそ考えられる作業がすべて含まれており、家庭料理の中でも手間がかかる料理の代表とされています。

 

 近年、食の外部化が進む中で「家庭の味」が失われつつあると言われています。こうした背景から、 現代の暮らしに合った形へ柔軟に作り替えながら継承していく、いわば 「食文化のアップデート 」が重要視されています!

 そこで今回は、じゃがいもを加熱・乾燥して作られた粉末状の「ポテトフレーク」を使用した時短調理に取り組みました。ポテトフレークは、お湯を加えるだけでマッシュポテトが作れる万能な食材で、調理時間の短縮はもちろん、分量が調整しやすく扱いやすいのが特徴です。


▼使用した材料と調理の様子

 

  

 

 

 実習では、成形方法や衣付け、油の温度など、コロッケが破裂しないためのポイントを確認しながら作業を進めました。また、揚げ油は牛乳パックと新聞紙を使って環境に配慮した片付けの方法を体験し、家庭で役立つ片付けの工夫についても学びました。

▼油の処理の様子

  

 試食をしていただいた先生方からは「とてもおいしかった!」と大好評で、生徒たちの自信にもつながったようです。高度なイメージのある揚げ物も、安全に手順を踏んで取り組むことで無事に終えることができ、ハードルが少し下がったと感じた生徒もいました。今回学んだ時短調理の工夫や片付けの知識を、これからの食生活にもぜひ役立ててほしいと思います。